エルフェンリート(アニメ)

ほとんど見たことがない15禁作品それだけ性描写残虐描写が飛び交う。

この作品を一言で例えるならサディスティックまたは鬱アニメといえよう。

最初この漫画の表紙を見たとき当時僕がはまっていたちょびっツにでてくるちぃと耳(本作ではツノ)が付いていることも含めてそっくりでちょびっツぱくったろという気持ちで読む気すらなかった。

それから数年たって残虐な描写、ストーリーの奥深さが話題を呼んでいることを知り、1本10円でレンタルできるということで借りた。



そして最初にビデオをつけた瞬間僕のアニメ人生最大の震撼が起こった。




なんと仮面?をかぶった裸の女性らしき人物が次々と人間を虐殺していくではないか。
その殺されていくシーンも男性の首をぶち抜き血が飛び散るという残酷さ。
これほどまでに鮮烈なデビューを飾ってくれたスタッフに感謝!!


そしてこの作品の見所はただ単に虐殺していく作品でとどまらないのだ。
話が進むにつれて増えていくツノの生えた女性たち(何故か男がいない)や義父に性的虐待をされた(後参照)女の子が登場する萌えアニメでもあるが、それは鬱な部分を演出するための助長させる役割でしかない。
その可愛い女の子たちが殺しあっていく、特に4話のツノ系のナナが同じツノの生えたルーシーに足を切断され手を切断されていくシーンは可愛い女の子だからこそ残虐さを余計に増大させる効果を持っていると思う。
主要人物たちはそれぞれ過去における鬱を持っている。
鬱があるからこそそれぞれの人物は殺しあったり、虐殺を止めようとするものもいる。


ちなみに性的虐待の内容は義父に母の眼を盗んで脱ぎなさいといわれ服を脱ぎ、いいこだといいながら四つんばいになった女の子の陰部を見るというもの。こんなシーンを15禁であっても作っていいのかと思うんだが。


原作が終わってない段階でアニメ化されたのが一番の心残りだが、画質のクオリティーも高い良作だと思う。