俺たちに翼はあるのか・・・・・+朝青龍

ここは反語でいや、ないと脳内補完するのが筋ってもんだよ。

第一章の主人公はいいね。
最初の下りとかホークホーク!とか言ってるファンタジー設定は理解しがたいものだが、
それ以外の恋愛要素としてはなかなか面白いものがあった。
三角関係もあるらしいので今後の展開に期待したいところw

やはり相撲ファンとして朝青龍について触れましょう

内舘さんも言われているようにスポーツ選手としての朝青龍は素晴らしいのだよ。
これだけの優勝回数を誇っていることはもちろん、ハワイ出身の力士なんかと違って
技の種類も豊富で相撲の内容自体も見所が大きい。
それにも増してここ一番での勝負勘がほかの力士と大きく違うところだ。
その時に限って場内全体に伝わる朝青龍の湧き上がる気合、そして大歓声の中期待を裏切らず
多彩な技で相手を攻め込んで一気に勝負を決める姿は他の力士では決して持ち合わせることのない
生まれながらの素質というべきものだろう。


だが、大相撲の魅力という点において朝青龍は必要不可欠な存在であるだろうか?
僕の考える相撲の魅力は湧き上がる歓声に対して土俵上の力士は手を叩く音、身体がぶつかり合う音のみ
であればよい。つまり動のなかに土俵という静が存在してこそ本来の相撲であると思うわけだ。
その土俵には厳格なルールが必要だし、無論朝青龍がやってきたような睨みあいやガッツポーズ、
ましてや負けた相手を更に押し込むなんてことはあってはならないことだ。
そういうのが見たければ総合格闘技でも見ておけばいいんじゃないかって話だよ。
体質が古いとか時代遅れなんて言われるが、興行として伝統を重んじてこそ相撲の魅力があると信じて疑わない。


もっとも、今後朝青龍のような勝負勘のある力士(特に日本人)で生まれてきてほしいところ。