四畳半神話大系

初ノミタニア枠かつ間違いなく今期最高です。

内容は基本的に主人公が1話であるサークルでの2年間の大学生活が展開され、失敗し、
また入学時に戻って他のサークルに入る。
要はパラレルワールドの繰り返しというわけだ。
この展開で思い出すのが涼宮ハルヒの憂鬱2期のエンドレスエイトだ。
ハルヒの場合はパラレルワールドに途中で気付き、それについての解決方法を考えるシーンなどの
ほかは8回ほとんど変わっていない。
四畳半は共通部分はあるものの、基本的に違うサークルで違った展開を見ることができる。
パラレルワールドに気づくのは一番最後の方である。
このようにエンドレスエイトを思い出すものの、趣旨が全く違うため駄作だったエンドレスエイトのことは
考えず、四畳半でのパラレルワールドはどんな展開になるか見てみると面白いかもしれない。
毎回最後へのキーワードが出てくるパラレルワールドを楽しむことも醍醐味の一つだが、一番良い点は
表現技法にある。一番特徴的なのは主人公の語り口。完全に小説の地の文を早口で話しているだけだが、
これのおかげで2年間分の説明が一気に片付いてしまうのだ。その後は、会話文などはあまりなく白黒っぽい
映像の方で見事に表現している。

見てみてやはり、ノミタニア枠は侮れない・・・・・・
次の屍鬼も期待して見ようではないか。

四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)